学習テーマ :「産業や暮らしの復興を学ぶ」
対象地域 :「多賀城市(宮城県)」
大項目 | 中項目 | 内容 |
プログラム名 | プログラムタイトル | 「想定外の被災を受けた学校の復興」(5) |
実施団体 | 受入団体詳細 | 麻生川(あそかわ)敦(現富谷市立東向陽台小学校長/前南三陸町立戸倉小学校長) |
問い合せ先/担当者 | 電話 022-358-4577 〒981-3332 宮城県富谷市明石台1-37-13 | |
toukousyou@hello.odn.ne.jp asochan.asokawa@nifty.com 〒985-0863 多賀城市東田中1-23-6 |
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URL | ||
体系化情報 | テーマ/大区分/小区分 | 避難・避難所/その他/想定外の被災を受けた学校の復興 |
特記事項 | 1 現地(南三陸町・登米市)を案内しながら戸倉小学校の震災当時の備えと実際の避難、復興への取組について語る。 2 会場でパワーポイント資料を使って講話を行う。(60分)(他のプログラムと複合し90分、120分、150分も可)出張講演 |
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詳細情報 | 可能人数 | 10人程度からでも対応可能ですが、平成29年度は日程調整が難しいかもしれないのでまずはご相談下さい。 |
料金/所要時間/休日 | 原則会場までの旅費 | |
申込方法/予約有無 | 職場に電話かメールで申し込む。予約を入れ日常業務に支障が無いと教育委員会が認めれば、平日も可。難しい場合は土日休日。 | |
アクセス(多賀城) | JR新幹線:東京~仙台 約1時間35分 JR 仙台~多賀城・国府多賀城 約 25分 車:仙台市から約40分 |
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体験内容 | 種類/災害シーン | 講話形式/震災後の状況及び復興の取組とその検討 |
行程または内容 | パターン1 宇津野高台から戸倉中跡地、登米市登米中、前善王寺小等をまわり、講話を行う。 パターン2 ①被災直後の心の傷と教職員の役割 ②復興に向けた3方針 ③上司(教委)との連絡がとれない中の復興 ③学校復興のための施設調達 ④学校と家庭の復興のための物資調達 ⑤教員の安定のための安否確認と住居の調達 ⑥学校の機能回復のための出前授業と登校手段の確保 ⑦子どもの心のケアのための放課後の居場所づくり ⑧学校活動のホームページ公開 |
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伝えたい事 | ①想定外の被災直後には、教職員には役職による役割ではなく、人間としての行動が求められる。 ②全壊の学校には、「学校の復興」「教職員の復興」「児童の生活の復興」とともに「家庭の安定」「地域の安定」に積極的に関わる必要がある。 ③想定外の被災直後には、それぞれの現場判断で迅速かつ多面的に復興を進める必要がある。この時、被災者心理に寄り添う復興の方向性をもつことが、後に大きな影響を及ぼす。 ④隣接市町村、国際NGO、NPO、企業、国、個人の他、マスコミなどとの良好な協働が大きな支援となる。 ⑤ホームページやSNS等の効果的な運用も大きな支援となる。 |
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重要ポイント | ・激甚災害下では役割分担は無意味であり、居合わせた大人として集団の中で果たすべき行いを当然行う必要がある。(避難所の当番、遺体の捜索、遺体の安置等) ・学校の日常の仕事を越えた業務を地域、家庭と協議しながら検討し、業務に取り入れて復興を進めることが必要。 ・日常の回復はとても重要であるが、業務が増加した部分の状況判断を行い困難で緊急に必要でないものは行わない勇気も必要。 ・支援者の質を早期に見極めることが重要 ・復興には特殊な経営が求められる。全ての情報を開きながらいつでも修正可能にしておくことが大切 |
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教訓 | ・「激甚災害の下では、現場での経営判断を行う覚悟が必要」 ・「被災地に寄り添うには、地域と協働、共感していくことが大切」 ・「要所要所での上司との連絡体制を早急に確保することで、現場判断が行いやすくなる。」 ・「想定外の被災の迅速な復興には、被災していない団体の支援が必要。」 |
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地区情報 | 位置、産業、観光、地形情報 (多賀城) |
仙台と松島の間に位置している歴史の街。東北随一の規模を誇る東北歴史博物館、多賀城跡、松尾芭蕉ゆかりの歌枕など、歴史スポットが点在する。海と川の2方向から遡上してきた津波の被害を受けた。 |
被災地別特徴 | 対象地区(南三陸)の特徴・課題 | ・津波の到達までの時間約45分、高さは海抜23m~26m。3階建て校舎は屋上の水道タンクも水没、2次避難場所の高台も水没、3次避難した神社境内は津波により島のようになり孤立。周辺部は想定外の津波の高さで、ハザードマップで安心といわれた地区で死者多数。また高台で自動車内にいた人も死者多数。 |
防災教育として | 災害種類 | 津波被害 |
ターゲット | 学校関係者、防災関係者、企業研修 | |
学習テーマ・目的 | ①全壊の学校の復興 ②児童の心のケア ③現場による経営判断の必要性とその補完 ④協働・連携による支援の大きさ ⑤隣接行政や企業の支援システムの確立に向けて | |
得られる成果 | ・被災後の復興への心構えや具体的な課題について知り、防災計画の充実に資する。 ・防災・復興のリーダーとしての自覚をもち、被災児童や被災家庭、被災地域住民に温かい復興を心がける態度を育てる。 |
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インバウンド対応 | 説明言語 | 日本語 |