プログラム名:「日本災害医療ロジスティクス研修~組織の枠を超えたロジ研修~」

学習テーマ :「公的機関の役割を学ぶ
対象地域  :「その他エリア(岩手県)

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プログラム名 プログラムタイトル 日本災害医療ロジスティクス研修~組織の枠を超えたロジ研修~
実施団体 受入団体詳細 団体名:岩手医科大学災害時地域医療支援教育センター
代表者:センター長 眞瀬智彦
問合せ先/担当者 電話:019-651-5111
住所:岩手県紫波郡矢巾町西徳田2-1-1
e-mail saigai@j.iwate-med.ac.jp
URL http://www.iwate-med.ac.jp/saigai/
体系化情報 テーマ/大区分/小区分 公的機関の役割を学ぶ/医療/災害医療
特記事項 災害時地域医療支援教育センターの取組みのひとつである「災害時対応医療人の育成」では、様々な研修会を開催し災害医療を担う人材の育成を行っています。その中でも最も重点をおく研修が「日本災害医療ロジスティクス研修」です。
詳細情報 可能人数 定員60名  応募者多数の場合、地域・組織等を考慮の上、選考により受講者決定。(先着ではない)
料金/所要時間/休日 【平成28年度実績】
参加費20000円/4日間(連続)/年1回開催
アクセス JR新幹線:東京~盛岡(約2時間10分)〜JR 盛岡~矢幅(約15分)
体験内容 申込方法/予約有無 ホームページから申込用紙をダウンロード、必要事項を記入しメールにて申込。応募者多数の場合、地域・組織等を考慮の上、選考により受講者決定。(先着ではない)
種類/災害シーン 講義・実習
行程または内容 1日目:ロジスティクスに関する講義(7コマ)
2日目:情報通信・情報処理に関する実習、ロジスティクスに関する机上演習、3日目の実践研修に向けた活動戦略
3日目:実践研修(受講生60名を8拠点に振り分け派遣、出動と現地活動、衛星電話による通信の確保、各施設からの情報収集と共有、野営による安全な住の確保など)
4日目:実践研修(現地活動からの撤収、情報の集約・伝達、ゴミ等の廃棄物処理など)、全体ディスカッション(活動に関する振り返り)
伝えたい事/重要ポイント 【ロジスティクスとは】
一般的にロジスティクスとは、物流・流通といった意味合いで理解されているところですが、災害医療派遣チーム(DMAT)や医療救護班を始めとする災害医療分野においてのロジスティクスとは、適切な医療活動を行うための環境整備、情報収集・整理、自身の安全な衣食住の確保といった医療活動を下支えする業務調整のことを意味しています。
【日本災害医療ロジスティクス研修の紹介】
大災害発生時は様々な組織から医療支援チームが被災地入りします。災害の影響を受けた被災地内において、適切な医療支援活動を行うにはロジスティクス(業務調整)能力の充実が鍵を握っています。2011年3月の東日本大震災時、大地震と津波により被災地は大混乱に陥りました。その際に、いくつかの医療支援チームは被災地に関する情報不足、ガソリンや食料不足などロジスティクス面の不足により十分な活動を行えなかったとの報告があがっております。
本学災害時地域医療支援教育センターが主催する各種研修会の中でも、「日本災害医療ロジスティクス研修」は、この災害時の医療活動を下支えするロジスティクス能力の向上に焦点を当てた研修であり、地域の医療関係者のみならず全国規模での様々な職種を対象に開催しております。
この研修は講義等の座学、机上シミュレーションだけではなく、実際に被災した沿岸各施設に協力いただき、実践に則した形で研修を行う、これまでに類を見ない試みであり、現在までに多数の受講修了者を輩出してきました。
これらを継続して実施し、全国各地で災害医療を下支えする人材を多数養成することは、今後発生が予測されている大規模災害に対応するため、ひとりでも多くの命を救うための必須の要件と考えております。
教訓
地区情報 位置、産業、観光、地形情報 盛岡市南部10キロ南に隣接するベッドタウンとして開発の進む町。農業が主な産業で工業地帯も有する。縄文遺跡や名所旧跡が多い自然豊かな土地。
盛岡市と花巻市の中間に位置するので、それぞれの観光名所を訪れることも可能。
被災地別特徴 対象地区の特徴・課題
防災教育として 災害種類 災害全般
ターゲット 災害医療、災害支援活動に関わる方全般、行政職員
学習テーマ・目的 本研修では災害時のロジスティクス能力の向上を目的とし、次の獲得目標を設定しております。
1)ロジスティクスの基礎を習得する。 ・派遣目的地までの円滑な到達 ・衣食住の確保
2)各拠点での本部立ち上げと本部内におけるロジスティクスの役割を理解する。・各拠点でのカウンターパートとのコミュニケーション ・情報伝達手段の構築及び通信訓練 ・情報の集約と活用
3)多組織間の連携について理解する ・各組織特有の手法などについて理解する ・多組織間の協働方法の検討
得られる成果 組織及び自らのロジスティクス能力の向上(災害医療に関わる方を中心に進めますが、災害時支援活動に従事する方々にも通じる内容と思います)
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